契約率30%の物件案内術(2/4)
契約率が高い不動産会社と低い不動産会社の物件案内の違い
物件案内の目的
物件案内の3つのポイント
物件案内のポイントは下記の3つです。
①複数物件の案内
②案内ルートの選定
③物件の弱点を先に潰す
契約率30%以上の不動産会社はお客様の問い合わせのあった物件だけを案内するのではなく、「物件案内3つのポイント」を押さえて案内をしています。
お客様の問い合わせのあった物件だけ案内する不動産会社は、
不動産営業を“モノ売り“だと考えています。
一方で、物件案内3つのポイントを押さえている不動産会社は、
お客様の課題を解決するために、その解決策(=不動産)のご案内をしているのです。
解決策をご案内するのであれば、お客様の問い合わせのあった物件を案内するだけでは達成できません。
営業マンが提案する解決策が、お客様の課題を解決することをご納得いただけるようにすると、この物件案内3つのポイントを自ずと実行することになります。
本記事では「物件案内」についてご紹介しますが、
お客様の課題解決をするためには、物件案内だけではなく、課題把握の方法も押さえておく必要があります。
下記2つの記事・動画も合わせてご確認下さい。
>>ヒアリングができない営業は契約が取れない
複数物件の案内
お客様から問い合わせのあった物件だけ案内する方法では契約率が上がりません。
お客様の問い合わせのあった物件の案内だけでは、比較検討ができないため、購入に進んでいいのかどうかお客様が決断できないからです。
4物件の選定方法は、お客様に希望条件をヒアリングして、希望条件に近い順に物件の選定を実施します。
<4物件選定>
Aランク・・・お客様の希望条件に1番目に近い(目安:希望条件を8割満たしている)
Bランク・・・お客様の希望条件に2番目に近い(目安:希望条件を7割満たしている)
Cランク・・・お客様の希望条件に3番目に近い(目安:希望条件を6割満たしている)
Dランク・・・お客様の希望条件に4番目に近い(目安:希望条件を5割満たしている)
4物件選定を実施する際には、まず希望条件に近い順番でランク付けを実施します。
お客様の希望条件に当てはめるとどうしても4つ物件が選定できない場合は、お客様の希望条件を5割以上満たしている物件を選定するようにして下さい。
仮に100%の物件を探そうとすると、お客様は存在しない不動産を探すことになるのでずっと購入できない状態になってしまいます。
次章は選定した4物件の案内の順番についてご説明致します。
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