【不動産売買仲介会社】人が辞めない不動産会社の作り方(3/4)
人が辞める本質的な理由
【不動産売買仲介会社】人が辞めない不動産会社の作り方(1/4)
データで見る退職理由
【不動産売買仲介会社】人が辞めない不動産会社の作り方(2/4)
人事制度のポイント
人事制度の目的は、
「人が辞めない(従業員数保持・拡大)」
「人が成長し続ける(生産性向上)」会社を実現するために、
その仕組みを構築し、運用できるようになることです。
人が辞めずに業績が向上し続けている会社は
ポイントを押さえた人事制度を構築することによって会社には2つのメリットがあります。
(1)生産性へのインパクト
・「何ができるようになれば評価・賃金アップされるか」がわかるため、自発的成長が促される
・人がやめないため、新人の比率が下がり、スキルが蓄積される(=生産性向上)
(2)従業員数へのインパクト
・何をやれば役職・賃金が上がるかがわかるため、辞める理由が減る
・努力の方向性が明確なので、「やりがい」を感じられる
人事制度とは、期待する社員像になり得る人を①採る ②育てる ③評価する ④報酬を与える の一連のプロセスであり、
良い人事制度のポイントは下記3つを満たしている制度のことです。
①自分の将来が描けるパスがある
②評価基準が適切かつ明確である
③適正かつ明確な報酬である
良い評価・報酬制度が設計されると
①評価される
②職位が上がる
③賃金が上がる → モチベートされてさらに働く(再び①へ)
と好循環が起こり、離職率が低下するだけでなく、高生産性が実現します。
そのため、
人事制度の設計プロセスは3ステップになります。
①キャリアパス設計
②評価制度構築
③報酬制度構築
①キャリアパス設計
キャリアパス設計のポイントは下記の3点になります。
①キャリアパスが細分化されている
②全ての職種にキャリアパスの用意がある
③非管理職がキャリアアップ可能である
①キャリアパスが細分化されている
期待する社員像にいきなりたどり着くことは難しく、また、現状とあまりにもかけ離れた目標では、人はやる気を起こしません。
そのため
になります。
②全ての職種にキャリアパスの用意がある
職種・等級を定義し、どのようなキャリアアップルートがあるかを定義します。
また、
になります。
③非管理職がキャリアアップ可能である
「すべての職種にパスが用意されており、」「管理職でなくとも出世可能」なパスを設計します。
マネジメントに不向きでも自らの専門性強化によって、出世が可能になります。
になります。
パスを設け、等級や役職を定義した場合、どのような役割を期待するかを簡潔に定義するようにします。
各職位で具体的にどのような能力や成果を期待するかは次の「評価制度構築」についてお伝えします。
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