【不動産売買仲介会社】人が辞めない不動産会社の作り方(1/4)
人が辞める本質的な理由
人が辞める本質的な理由は、以下2つに集約されます。
①自分がいるべきで場所でないと思う
②自分の居場所がないと感じる
ことです。
については、
✓ 自分の将来像が見えない
✓ 成長ができないと思う
✓ 賃金が低いと感じる
✓ 自分が正当な評価を受けていないと思う
などのことを言い、別の環境で活躍したいと思うことです。
また、
については、
✓ 会社において存在価値がないと感じている
✓ 嫌われていると感じる
などのことを言い、①よりもネガティブな感情です。
上記のような辞める理由を、会社として仕組み的に回避しなければなりません。
人が辞めることとビジネスへの影響
そもそも、人が辞めることで、ビジネスにどのような影響があるのでしょうか。
不動産売買仲介業のような「労働集約型ビジネス(=人の働きが売上に直結するビジネス)」においては、利益を以下のように言い表すことができます。
よく「人が足りない」という課題に対し、採用活動にいそしむ会社があったり、
採用を提案するコンサルティング会社があったりしますが、
闇雲に人を採用すると、「人員数」は増えるのですが、「1人あたりの利益(=生産性)」が下がってしまうのです。
セオリー的には、
①まずは辞めない組織づくり
②採用活動
の順に着手していくべきなのです。
(現実的には、上記2つを同時に推進していくことになりますが)
人が辞めないことで、
✓ 採用活動費を抑えられる
✓ 経験が積みあがるので、1人あたりの利益(=生産性)が上がる
※成長を促す評価・報酬制度や教育プログラムがあれば
といったメリットが享受できるようになります。
次のコラムでは「データで見る退職理由」についてお伝えします。
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